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グーグルは、あるサンプルアプリを発表し、Android開発者にマルチデバイス対応アプリのプログラミングを紹介した。「Universal Music Player」と呼ばれるこのリファレンスアプリは、開発者向けの最小構成となっており、全てのAndroid端末で機能する。

デスクトップ、タブレット、スマートフォン、ウェアラブルなど、利用する端末数は増え続け、ユーザーはそれを歓迎している。その一方で、アプリがどの画面でも正常に動作するよう、開発者には迅速な対応が求められるという新たな問題も発生している。

ウェブサイトが端末に適応したり、内容に「応じて」表示されるように、開発者はウェブ上でレスポンシブ・デザインを採用している。そうすることで、アクセスする端末―デスクトップ、タブレット、スマートフォンなど―に応じてサイズやレイアウトが調整されている。グーグルはUniversal Music Playerによって、レスポンシブ・デザインがアプリにも対応することを示したいというわけだ。アプリをあらゆるAndroid端末の画面に適応させるのに、開発者は一度だけコードを書けばいいのが理想だ。

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もちろん、そのアイディアはグーグルやAndroidに限ったことではない。今月、マイクロソフトもWindows向けのユニバーサル・アプリ・プラットフォームの計画を明らかにした。それにより、開発者は一つのアプリを作るだけで、デスクトップからXbox One まで、Windows 10を搭載した全ての端末でアプリが動作させることができるようになる。マイクロソフトとグーグル、どちらの取り組みも初期段階のものだ。一方アップルはAuto Layoutのようなツールを長らく提供しており、iOSの開発者は様々な画面サイズに自動的に適合するアプリを作成できる環境にある。

「ユニバーサル」という言葉が使われているものの、ユーザーはまだ以前と同じ領域に留まっている。Android、Windows、iOSというそれぞれの領域に。「ユニバーサル」という言葉は、各プラットフォーム内の画面を指すラベルにすぎない。

現代における本物の勝者とは、どんなに多種類の端末が生まれたとしても、各プラットフォームでただ一つプログラムを書くだけで済んでしまう開発者のことだろう。もちろん、それは理論上のことなのだ。事実、このニュースにコメントしているAndroid開発者は、このテストアプリがAndroid 5.0 Lollipopのみで動作し、全てのAndroid端末に対応していないことを指摘している。

「ユニバーサル」と言ってもそんなものである。

開発者はGitHubでAndroidのUniversal Music Playerをダウンロードし、今すぐそれを試すことが可能だ。

画像提供:Android Developers Blog

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