長年にわたり、ソフトウェア開発は収益を上げ続け、ハリウッドに迫る勢いで成長してきた。優秀な開発者は、大金を稼ぎ、エージェントを利用するほどだ。したがって、ITのある部門が、金を生む街、ハリウッドを実際に追い抜くのは時間の問題だったとも言える。

今回の場合、映画ビジネスを追い抜いたのは、モバイルアプリケーション開発において、決して小さくはない部門だ。

アナリストのホレス・デディウが彼のAsymcoブログで指摘したように、iOSアプリは昨年、映画ビジネスよりも巨額の収益を生み出した。今月初め、アップルはiPhoneとiPadの開発者が2014年に約100億ドルの利益を得たと発表した。アップル自身が約30%でトップとなっただけではなく、約143億ドルの収益を上げて、興行収入が約100億ドルのハリウッドを超えた。

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この逆転現象は、モバイルアプリがどれほど巨大なビジネスに成長したのかを示している。App Storeが、事実上初の本格的なアプリビジネスの到来を告げたのが、2008年のことだ。そのことを考えると、その成長スピードは驚異的である。

アプリビジネスの状況

すべてのアプリ開発者が巨額の利益を生み出しているというわけではない。事実、VisionMobileによれば、iOS開発者の50%とAndroid開発者の64%が「アプリの貧困ライン」、1つのアプリにつき月額収入500ドルというラインを下回っている。しかし、少なくとも全体として見ると、アップルのApp Storeには140万以上のアプリが存在することから、活況を呈していると言えるだろう。

Androidアプリメーカーがゴールドラッシュに乗り遅れないように、グーグルは数ヶ月前に手を打った。Google Playから利益を得る方法、および130万以上のAndroidアプリの中で目立つ方法に関するいくつかのヒントを公開したのだ。

Androidプラットフォーム向けの開発は容易ではない。これらのアプリのメーカーは多くの場合、様々なデバイスに対してテストやデバッグを行う必要がある。一般的なiPhoneアプリの開発者には、特に必要のない開発過程を経なければならない。

昨年、そのハードな仕事は報われ始めたように思われた。Androidデバイスの量が増加しつつあるため、iOSに追いつくほどの資金を投資する準備ができた。しかし、必然と思われた状況も、今や少々不確かになっているようだ。

ハードウェアによって異なる状況

明らかに、デバイスの売上高はアプリ開発に直接的な影響を与えている。なぜなら売上が潜在的なユーザー数の基盤となるからだ。

Androidデバイスの大手メーカー、サムスンは、昨年モバイル事業部で売上が冷え込んだ。一方、アップルは第4四半期に突如としてiPhoneの売上が急上昇した。Consumer Intelligence Research Partnersによると、2014年の第4四半期、携帯電話業界全体の活性化の50%はiPhoneに由来するということだ。その報告では第3四半期からなんと28%の増加が見られたと記載されている。

Android業界の一部では、今年いくつかの魅力的な進展が見られそうだ。Project Araとして知られるグーグルのモジュール式スマートフォンは、サムスンの曲面ガラスを利用したGalaxy Note Edgeと同様に魅力的だ。後者にはアップルのジョニー・アイヴと同じく、デザイン企業Tangerine出身のイ・ドン・テヒが採用された。換言すれば、サムスンはアイヴがiPhoneで行ったように、Androidデバイスを含む同社のガジェットを成功へと導いて欲しいと切望しているわけだ。

白熱する対決。多数のファン。巨額の収益。事態は確かにハリウッドよりも面白くなりそうだ。

トップ画像提供:Jason Howie
チャート提供:Asymco

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