バルセロナで行われた世界スマートシティ議会で、ニューヨークが「ベストスマートシティ2016」を受賞した。

2015年、ニューヨークはいくつかの公共および中小企業向けのスマートシティ構想を打ち出した。議会は、市の技術イノベーション部門(MOTI)の取り組みを評価している。

「The Smart and Equitable City計画」には、公共WiFi、企業が製品の展示をおこなうためのプラットフォーム、投資家や起業家たちのためのファンド、スマートテクノロジーの試用プログラム、スマートシティアプリケーションの開発ガイドラインが含まれている。

「空気の汚染をキャッチするセンサーや人を検知して点灯するライトなど、IoTデバイスが効率的に使われれば、コスト削減や住民の定着率の向上、公共安全や健康の促進が実現されるようになる」と、MOTIのイノベーションディレクター ジェフ・メリットはCities Todayに語っている。

LinkNYCは、ニューヨーク市が現在抱える技術プロジェクトの中で、もっとも評判が高いものだ。元々公衆電話があった10000ヶ所に設置される予定で、すでに500ヶ所に設置済みである。これらは住民にギガビット通信を提供し、近くにいる旅行者や通行人にも高速なWiFi接続を提供する。

スマートシティを推進するニューヨーク

ニューヨーク市は2015年、公共安全のためのセンサーに300万ドルを追加で投資し、その結果、コネクテッドカーのテストプログラムのための助成金2000万ドルを受け取った。

「ニューヨーク市のスマートかつ公平な都市実現のための戦略は、一連の実用的な行動と、新しいテクノロジーを活用したツールの利用に根ざしている」とメリットは付け加える。

ほとんどの大都市は街をイノベーティブに、安全に、興味深いものにするための、何らかのスマートシティ計画を持っている。ロンドン、シンガポール、バルセロナ、サンフランシスコは、これまでにスマートシティ開発で賞を受賞しており、都市で企業を設立するスタートアップや企業家を先導している。

また3月には、ニューヨーク市ブルックリン区ネイビーヤードにて、科学技術と都市生活のよりよい関係性構築をテーマにした展示会や国際会議が開催される予定である。

技術は常に進化している。我々は良識ある市民として、「もっとも優れたスマートシティ」という称号が「もっとも危険な都市」を意味することにならないよう、IoTデバイスの便利さだけに目を向けるのを今すぐやめなければならないだろう。

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