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インドのスマートシティの熱の高まりは説明の必要もないが、その一方で、金融プロジェクトはそうでもない。しかしながらアメリカ式の地方債がその解決になるかもしれない。

The Wireの記事で2人のエコノミストがインドのスマートシティ計画について語っており、それを現実のものにするためには民間からの融資という開発資源がぜひとも必要であると述べている。

「インドのULBs(都市地方団体)の目立った特徴は、民間からの資金の動きがパッとしないことだ。しかし、インドのスマートシティの向上は都市の収益を改善し、地元の経済を活性化し、より多くの民間からの投資を集めることにかかっている」と、Brookings Indiaのリサーチアシスタントであるシャミカ・ラヴィ氏とアンキット・バティア氏は語る。

インド政府は、計画段階の無数のスマートシティプロジェクトに資金を供給する方法を模索しており、地方債は主な資金源となるだけでなく、市民の参画も叶える一手になると彼らは言う。

「現在、インドの地方債券市場はほとんど未開発の状態だ。供給側にも受給側にも厳しい制約があり、地方債を通して資金調達ができるのはごく一部のULBsだけである。」

スマートシティ金融基盤を拡充し地方債の利用を活性化するためには、既存の法的枠組みの要所のいくつかの改変が必要となる。それをふまえ、インドの立法は強固な財源を確保できているアメリカの債券市場を取り巻く規制について調査すべきだともしている。

「連邦主義のインド政府は、アメリカやその高度に発達した地方債券市場から多くを学べるだろう。インドがアメリカの債務債券モデルを模倣できるかどうかは、地方行政が継続的に記録を残しつつ、債務を支払うことができるかにかかっている」と、彼らは付け加えた。

アメリカの特殊財源債券は最良のモデルか

また、米国ではすでにポピュラーな「特殊財源債券」の可能性もインドは考慮するべきだろうと彼らは言う。その参考例として、ニューヨークやニュージャージー州の港湾管理委員会のような自治体の特殊財源債券を挙げている。

ゆくゆくは、地方自治体が国庫の範囲を超えて多様化していくことや、民間との活発なつながりを模索していく必要があるだろう。

「インドの都市部は、これ以上公的資金に頼ることはできない。今後の成長には民間からの融資を取り付けることが欠かせない。そのためにも、プロジェクトにおけるより活発で統制されたリーダーシップや技術的なガイダンス、リスクの軽減などが政府のさまざまなレベルで求められるようになるだろう」と、彼らは言った。

さらに、プロジェクトのトラッキングのため、インドの地方自治体が標準化された批評期間や計画的な認可手続き、より信頼できる情報源の確保を開発することも推奨している。

これらは、インドがBRICS諸国間でのより大きなスマートシティの協力関係をつくり上げるための動きの1つである。

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