写真:今回のアップルiPadイベントで登場した唯一の女性がこの画像である

アップルは10月16日に、新型iPadやiMacといった新製品を発表する盛大なイベントを行ったばかりである。そしてこれまでと同様に、この華やかな大舞台に女性やマイノリティといった人物がステージに登場することはなかった。

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唯一登場した女性は、新型iPad Airの写真撮影機能のデモビデオ内でカメラから背を向けて写真を撮る姿のみであったのだ。

アップルの今回イベントが、「記録的な」大ヒットとなっているiPhone6とiPhone 6 Plusの話から始まったことで、小売部門の総責任者アンジェラ・アーレンツの登場を期待した人も少なくないはずだ。彼女自身も、同社の新電子決済システムApple Payについて語るところがあったのではないだろうか。なぜなら、小売部門の売り上げは、アプリ内と店舗での支払いに、このシステムを使用する内部顧客によって大きく左右されるからだ。

しかし、そううまくはいかなかった。

さらに悪いことに、誇らしげにステージに上がったiPadアプリPixelmatorStupeflixの開発者は2人とも男性であった。確かに、これらのアプリは素晴らしいものだ。しかし、App Storeにはすでに675,000個ものアプリが存在するのだ。その中に、今回のイベントに多少の多様性をもたらす女性やマイノリティといった開発者だっていたはずなのである(過去にWWDC基調講演で唯一起用された2人の女性が、アプリデモを行っただけで拍手喝采を浴びたのだから、次があってもいいと思うのだが)。


Selena Larson @selenalarson:「オヤジギャグ:100、女性プレゼンター:0」

アップルを含めた他の有名ハイテク企業は、職場での多様性を推進している。アップルは、女性やマイノリティのリーダーをアピールするための幹部社員のプロフィールページの更新に加え、従業員の多様性に関するデータを公開した。データは、さらなる改善の余地が必要であることを浮き彫りにしている。

もしアップルが、今まで以上に努力を重ね、本当に社内の多様性を改善させたいと思うのならば、今回のような大イベントから変えていく必要があるのではないだろうか。アップル製品を作る人もサービスする人も偏った特別な人ばかりでなく、同製品を購入する消費者と同じであるということを世界に示すべきである。

トップ画像提供:Apple

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